「私はいつ好きになったのか」ではなくて、「日本人はいつ日本が好きになったのか」
これが、私が衝動買いをした本です。
次に書店に行ったら、まず芥川賞を受賞された広島市在住の小山田浩子さんの「穴」を購入するつもりでいました。
次に書店に行ったら・・・・ですが。
でも、まだ書店には行っていません。
私に衝動買いをさせたのは、書店ではなくスーパーの一角にある雑誌等を並べてある棚です。
しかも、買い物後レジを終えて出口に向かって歩いている途中にあった棚です。
重い荷物を両手にぶら下げながら、『この荷物を自転車のカゴにどうやって収めよう・・・』と思いながら歩いている時です。
「あと少しで出口だ」という時です。
歩いている途中で「日本人はいつ日本が好きになったのか」という言葉がまず目に飛び込みました。
著者の名前を見て、「あら? 『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』じゃぁない?」
と思った時には、本を手にとっていました。
正直に申し上げます。
私はまだ一度も「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」という本を読んだことがありません。
実は「読んでみたい!」とも思ったこともありません。
ではなぜ今回は歩くのと同じ早さで躊躇もせず本を手に取ったのか・・・・・
私、竹田恒泰さんには興味はありましたが、
好きだったのかなぁ?
いつから?(^_^;)
重い荷物をぶら下げて、小さな本を一冊手にし、またレジのところまで戻って、並んでいる人の最後尾に立ち、自分の支払いの番が来るのを待ちながら、そう思ったのでした。