2007年1月24日水曜日

怨むなら私じゃなくて買ってきた人にして!

出張先の萩から帰ってきた夫から手渡された袋。
受け取るとなにやらズッシリと重い。

開いてみると、二つの物が入っていた。

一つは、コレ!



「エーッ!! ちょっと待って ちょっと待って ちょっと待って・・・・」
「私、切れんよ、コレ!・・・・・て言うか、前からそう言ってるじゃん!」

ちょっとけんか腰。なにせ私はナマコが大の苦手!

「・・・・・・・・・・・・・」
(完全に相手にされていないしぃ・・・・)

「じゃあ、切るだけでいいから切ってよ。あとするから
(それってナマコ料理全般じゃん)

「おまえが何とかしてくれよ。ちょっと仕事あるから」
と言ってパソコンの前に逃げた。

無言の背中に交渉するのも面倒くさいので、男らしく開き直ることにした!
(この際女は捨てた!)

泣く泣くビニール袋をつまみ上げ、袋を破ると、ナマコが流しにベチャッと落ちた。
唸るようにグニュッと動く。
つまり、かなり新鮮なナマコ。
出来るなら死んでて欲しかった・・・・・。

「ゴメンねー、痛かった?」
そう言いながらビニール袋ではさんでつまみ上げ(素手では触れない)、まな板の上に乗せて、もっと痛いことをする。

包丁を突き立てると、うごめくナマコ・・・・。

涙を流しながら生きたナマコを切り刻んだ。

私一人だったら間違いなくこのまま切断死体遺棄をしただろう!
(まあ、私一人だったら、ナマコなんか買おうともしないけど・・・)

そして、
「まだ生きてるうちに食べてよ!」
と、かなり残酷な言葉を吐きに夫のもとへ・・・。

食卓についた夫の言葉は
「たったコレだけ?」

「あんたも刻まれたら『コレだけ』よ」とは、口が裂けても言わなかった。
可愛そうなナマコ・・・・・。
私はやっぱり一生口にしない!


そしてもう一つのお土産は、コレ!


坪の中から出たり入ったりして、かなり新鮮なサザエ!

これは、何も言われなくても率先してホットプレートに並べて蒸し焼きに!
ホットプレートの蓋をしても、熱さのあまり「ギュッ!」と音が聞こえるほど。

「おいしそー!!」
と言いながら、ワクワクして待った。
さっきのナマコとの違いは何なんだ!

結局、夫3個、私2個しか食べられず、残りのサザエは無駄死にとなったのである。

まあ、明日食べるけどね・・・・!