2007年5月9日水曜日

「おばあちゃん!」会いたいなぁ

今日久しぶりに従姉妹とゆっくりコーヒーを飲みながら、今は亡き祖母の思い出話をした。

家族や両親の話しをしていたら、いつの間にか祖母の話になっていたのだ。

従姉妹の父親は、私の父親の弟。
そして、すぐ近く(車で5分くらい)に住んでいたので、従姉妹とは幼い頃から姉妹のように育った。

その分、共通の思いでも多いのだ。

私が生まれた頃は祖父母は「離れ」に住んでいて、幼い頃私は、
毎日昼食後お気に入りの絵本や人形を持って祖父母のいる「離れ」に行って過ごした。
祖母は毎日私に絵本を読み、人形の着物を作り、一緒にお昼寝をし、おやつを出してくれた。

私はその「離れ」が大好きだった。
いえ、「離れ」が好きなのではなく、祖父母が大好きだったのだ。

祖母は私を見ると「可愛い」「可愛い」と繰り返した。

私はそのことが不思議でしょうがなかった。
なぜなら、私は幼いながら自分でも理解できるほど「不細工」だったからだ。

姉と従姉妹は目がパッチリとしていて誰から見ても可愛い顔をしていたのに
私は真ん丸い顔をして、ほっぺはリンゴのように真っ赤!
「絶対可愛くない!」ということを自分でもよく知っていた。

なのに祖母は私に「可愛い」と言う。

大好きな祖母ではあったが、「この人絶対おかしい」と思っていた。

「皆に可愛いって言われるじゃろう」と祖母が言い
私は「ううん」といつも首を横に振る。
その繰り返しだった。

「おばあちゃんって綺麗好きだったよねぇ」と従姉妹と話しをしながら、その頃のことを思い出していた。 

両親も祖父母も既に亡くなり、今は時々その一人ずつに心の中で語りかける私だが、
今日はいつの間にか始まった思い出話。

祖母はきっとそばにいて聞き耳を立てていたに違いない。
ひょっとしたら、「可愛いねぇ」と二人の頬を撫でながら聞いていたかも・・・・。

唯一、不細工な私に「可愛い」と言ってくれていたおばあちゃん!
早く会いたいなぁ(*^_^*)

(え?それって、もうすぐ会えるって言うこと?あと50年は会えないってば!)
イツマデイキルツモリ・・・?