2007年2月8日木曜日

まだまだ若いといいながら、二人の年輪を感じた瞬間!

いつも決めて見ている訳ではないけど、
なぜか毎週見るテレビ番組、「アンビリーバボ」

今日も見るとは無しに夫と二人で食事をしながら、話しをしながら、この「アンビリーバボ」を見ていた。
昨夜私が留守をしている間に家に遊びに来たケータ(孫1)とハルクン(孫2)の話もしながら・・・・。

するとその番組内で、祖父と二人で田んぼにいる間に怪我をして片腕をなくした少年の物語になった。

夫は、「この納豆のタレは甘い」と言いながら、その物語を見ていた。

「少年が祖父のためにパラリンピックで金メダルを目指す」という話しになり始めた頃、私は忙しそうにリビングとキッチンの間を行き来し始めた。

夫はまだ、「ズルッ」と音を立てながら、納豆ゴハンを食べている。

お茶を持って行こうと、キッチンからリビングに移った時、夫がお茶碗をテーブルにおいてちょうどティッシュを掴んでいるところだった。

鼻を噛むのだろうと思ったら、まずそのティッシュで両目を押さえて、その後鼻を噛んだ。

テレビを見ると、腕をなくした少年が彼の祖父に「おじいちゃん、ありがとう」と言っているところだ。

(え?涙を拭いたの?)もちろん、私は気付かない振りをして、お茶を夫の前に置いた。

再び、残りの納豆ゴハンを口に入れた時、テレビでは
『おじいちゃんに渡したい物がある』と言って、片腕をなくした少年が金メダルを祖父に渡すシーンとなった。

夫はまた茶碗をテーブルの上に置きなおし、ティッシュを取って広げ、まず両目を押さえて鼻を拭いた。
鼻の先を拭いただけ。

ホウ、この人が泣くなんて、歳をとったね・・・。
私はしょっちゅうテレビ見て泣いているけどね・・・・・。
孫を思う祖父の気持ちが、自分の気持ちとダブったんだね。

鼻の頭を拭く夫を、思わず「ヨシヨシ」としたくなった瞬間だった。

まだまだ老け込まずに、思いっきり働いてよー(^o^)/