2006年5月29日月曜日

せっかくのワインが「鍋」かぁ・・・

今日家に帰ると、大きな鍋に氷がたっぷり入っていて、その中にワインが突き立ててあった。

そしてキッチンでは、ちょっと偉そうにステーキ肉を叩く夫の姿が・・・。

「ただいま」と声を掛けると、「今日はステーキだからな!」と、すっかり調理人『匠』になった顔が、私に向けられた。

『匠』の顔になると、結構うるさい
「ああしなければいけない」「こうしなければいけない」「これはこうするものだ」・・・

大抵は大きく的を外れた指摘ばかりなのだが、「うん、うん」とうなずいていれば食事が出来上がるので、「うん、うん」とうなずいて横から見ていた。毎度のことだ。

さあ、私は突っ立っているだけで、ステーキとソテーとグリーンサラダが出来上がった。

そして、大きな鍋につきたててあるワインの栓を抜き、久しぶりにグラス一杯頂いた。

私はアルコールにはめっぽう弱く、グラス一杯飲んだだけで、頭が痛くなってすぐ寝てしまう。

だが、今日のワインはちょっと違った。
頭が痛くならず、気持ちが良くなったのだ(でもグラス一杯が限界だけど)。

すると、初めての発見があった!

いつもは夫が一人で手晩酌をし、一人で喋り捲るので、とにかくうるさくてテレビの声が聞こえない。
私は「うん、うん(どっかで聞いたセリフ?)」と上手に相槌を打ちながら、テレビに意識を集中させるのだが、今日はその会話が楽しい!「あ、いつもと同じ事を言ってる」と思っても、結構たのしいのだ。

これって何?


酒って、本当に人を変えるようだ!いいこと?怖いこと?