2006年3月20日月曜日

思考能力「ゼロ」!

先週は、なぜだか夫婦そろって疲労困憊だった。
金曜日の夜からブログをアップする気力が無いほど。

たぶん土日に行事を控えていたので、気力を残そうと、長年の経験の上で潜在意識が働いたのだろう。

そして昨日(日曜日)の夜、
二日間の行事を終えた私たち夫婦は、既に思考力は無く、水が流れるようにものを考え、せせらぎのように浅い会話をしていた。

夕食時のニュースで、『入院患者が死亡。首に絞められたあとが・・・』の事件を聞きながら「ここの電気絞めて」(もちろん夫のセリフ)といった具合。

二人とも記憶には全く留めない会話を続けているところへ、娘が帰ってきた。
新婚旅行の予約をしてきたと言う。

一応、行き先を聞く。

実は娘、極度の高所恐怖症で、飛行機が大嫌いなこともあり、今までに何度も海外旅行をご破算にしている。
またテロ活動も横行していたことも、理由の一つであったが・・・・。

スペインに行く計画を立てたとき、スペインで自爆テロが起きた。
フランスに行こうと思っていたときに、暴動が起きた。

でも、今回は一人ではないから(新婚旅行だから)と決心し、ヨーロッパに決めたそうだ。

娘の頭の中では、「飛行機が落ちたらどうしよう」「テロにあったらどうしよう」「よからぬ事故に巻き込まれたらどうしよう」の不安が入り乱れているようだ。

「荷物が盗まれたときのために、損害保険に入らにゃあいけん」と娘が言う。
すると夫が「生命保険も入っとけ。何があるかわからんから」と考えもなしに口にする。
「えーっ! いやだ、やめてよ!」と言いながら自分で開き直り「いいよ、私が死んだら何にも必要ないじゃん!」と返すと、夫は
「お前が死んだら死体を取りに行かにゃあいけん」と言いながら、トイレに入った。

そのセリフで、娘の頭の中で漠然としていた恐怖が、メッチャ具体化された。

セリフの張本人、何を口走ったのか気も付かず、平然とトイレから出てきた。