2006年3月10日金曜日

今夜の出来事!

自転車通勤の私。

今日は仕事帰りに従姉妹と逢っていたのでいつもより3時間遅い帰り道。

ウォークマンを聞きながら自宅近くの最後の詰めの上り坂を、自転車を押しながらリズムに合わせていたら、なにやら男性の声が後ろから聞こえます。

何気なく振り返ると、50代くらいの男性が、私に微笑みかけながらウォークマンの音楽で一切聞こえない事を知ってか知らずか、ずっと話しかけ続けています。

「あやしいかな?」と思う前に、「聞かないと申し訳ないな」と思い、私はウォークマンのイヤフォンを片耳はずしました。

「僕の家はあの一番上にあるんよ。ここからあそこまでずっと自転車を押して行くんよ。夏なんか汗びっしょりになるから家に着いたらすぐにシャワーを浴びるんよ・・・・・・・・」
などと延々と説明してくださり、
「でも、下りは楽ですよね」と話しかけると、もっと嬉しそうにおしゃべりをしてくださいました。

なんて人懐っこい人なんでしょう。

私も途中で両耳イヤフォンをはずし、その方のお話に耳を傾け、分かれ道に差し掛かったところで「失礼します」と別れても、振り向きながら「僕はこっちから行って、あの一番上まで上がるから・・・・」などとずっと話しかけています。

ひょっとしてあの人、以前からウォークマンで聞こえなくなっている私に毎日話しかけていたのかなぁ・・・と思ってしまいました。
本当に親しそうでしたから。
あるいは、誰か親しい友人と間違えられたのかなぁ。