2005年11月15日火曜日

月に癒しを探る歳・・・


夜中の3時。
メルが寂しげに「一人では眠れない」と鳴くので、胸に抱きしめてしばらく部屋の中をうろうろした。
ゴロゴロと喉を鳴らし私の胸の中で丸まりかけた頃、ベランダの向こうから月がこっちを見ているのに気がついた。
しばらく身体をゆすりメルをあやしながら月を見た。
なんともいえない柔らかい明かり・・・。何かを語りかけているような・・・。
最近胸から離れない父と母を思い出す。

せっかく眠りかけたメル・・・・・ボトンと下に落とされた。

月との語らいを記録に残そうと、暗闇の中でデジカメを探り出し、ひんやりとしたベランダに出て、無い腕(人は前足とも言う)でなんとか写した。

単なる写真になると「語らい」は消えうせるが、写真を見ると今の「思い」はきっとよみがえる・・・。
そう願いながら・・・。

月はすぐに山の向こう側に消えていった。

落とされたメル・・・・どこに行ったのかな?
自分の寝床で長ーくなって眠っている。

なんだ、一人で眠れるんじゃん・・・